現役美容師sの自己紹介③スタイリストへ〜
前回は、新人の最初の頃のエピソードでした。
熱い想いで取り組み始めた僕は、普段の練習を毎日しながら、隙間時間があれば業界紙を読んでいました。
そこで疑問に思ったのが、
「なんでうちの美容室は載ってないんだろ?」
自己紹介①で書いたように、僕は美容室に行ったこともなく、業界なんて何にも知りません!
なので、初めての読んだ業界紙が面白くて面白くて、
そこにはデザインや作り方のメソッドや、独立して今は業界では有名な方々の新人の頃のエピソードが掲載されていて、めちゃめちゃ刺激を受けたのを覚えています。
そのエピソードに影響を受け、めちゃめちゃ素敵なヘアスタイルを作っている美容室に興味がでて、よし!
僕「店長すみません!僕ここやめます!そしてこの雑誌に載ってる美容室に勤めたいです」
店長「うーん、お前の言ってることの気持ちはわかるけどな、まあ話そうよ」
いやぁ、優しいすね、今振り返ればなお蘇る、アホ丸出しの僕への大人の対応!
女性店長でしたが当時はまだギリ二十代!
すごく仕事ができて尊敬していました。(前回の記事で喧嘩した話ばっかでしたが、信頼していて尊敬していたので素直に意見を言えたんだと思います。)
そして会社の部長と店長と僕の三人でのお話し合い
僕「やめたいというよりは、業界をリードしているこういうお店で働きたいんです!」
部長「まあ、(現役美容師)sくんの気持ちはわかるけど、まだ君は働いて数ヶ月だろ?とりあえず免許取るまでうちでやってみなよ」
僕「うーん、少し考えさせてください。」
そして次の休み、、
とりあえず住んでるとこと近いエリアの有名店に面接行きました!笑
いやぁ、若い!当時の俺!
結果、、
惨敗!
いやぁ、人見知りなんですよね、当時の僕!笑
気持ちが先行してたくせに、いざ面接ではガチガチ、
そして美容師免許もないから、さらに自信がなく、そこを面接では突かれてあえなく撃沈!
そして次の日部長と
僕「すみません、あんなことを言ってしまったのですが、やはり免許を取れるまで考えさせてもらいたいので、この会社で続けさせていただいてもいいですか?」
部長「まあ頑張ってみなよ。何かあったらまた話してくれ。」
そして、せっかく残れたので(今考えたらよく残してくれたよなぁ、感謝)さらにストイックに仕事にのめり込みました。
ここでモチベーションが、
・ぜってー見返してやる!上手くなってお客様を断らない美容師になるんだ!
・免許取って有名店に行ってやる!
・誰よりも練習すれば、誰よりも上手くなれるんだ!
側から見ても熱苦しさしかない!
そんな新人時代でした。
練習の甲斐あって、月一回のテストをほぼ全て一発合格し、歴代最短の若さでスタイリストになる権利を得ました!
お店のカリキュラムでお客様を担当していい基準になるまでにかかった時間は、一年と6ヶ月、
今は後輩とか見てても三年くらい当時の僕の受かったレベルまでかかっているので、早い方だとは今でも思います。
単純に、
1日朝1〜2時間、
夜4時間〜5時間、
出勤してる日はもちろん毎日!
休みの日も定休日の火曜日のうち月に2回は5時間
練習してました!
デビューの基準に行くまでは毎日!
インフルエンザの時以外は毎日!笑
そして残りの定休日の月に2〜3回は外部のサロンやメーカーの講習に自腹で興味がある講習を受けに行きました!
講習1回あたり3000〜20000円くらい。
マジで美容師になるために時間とお金を投資していたと思います。
だから早くテストが受かったんですね、
そして2年目の終わりから3年目、そこの会社での久しぶりの新店舗オープニングメンバーに選ばれた時のエピソード
、、、
続く