新人教育をしていて思うところ、やって欲しいことは自分でやらねばと、
日々思うのですが、なかなか実行に移しきれない、、、
どーも、現役美容師sです!
毎年4月に新人さんが入ってきて、まだどこも研修中だと思うのですが いつの年も難しさを感じるのがこの5月な気がします。
なにが難しいか、
意思の疎通が取れている人は取れているが、なかなか考えが社会人になりきれない人もいるので、
「サービスする側とされる側」
この決定的な違いを理解しているかしていないかが最初の難関。
ほとんどの新人は美容室に就職した時、専門学校を卒業して入ってくるのですが、学校は生徒側が
「お金を払って授業を受けている」
つまり、「受ける側」なのに対し、
就職したら
「サービスをする側」
当然お客様に喜んでもらうために行動することを求められます。
意思の疎通はつまり『共通認識』
「お客様に喜んでいただくため」の大原則が通じない時にズレや摩擦が生じます。
練習も、教えてもらうのがさも当然と捉える人もいれば、「教えてもらうため」きちんと挨拶したりお礼を言える人もいます。
お金をいただくために、笑顔、お声かけ、おもてなしをするのですが、初めの頃はそんな当たり前すぎるほど当たり前のこともできていないことがあり、なにが自分はできていないのか理解できていないこともあります。
先輩としては毎年、そこの認識を教えることが意外と骨が折れます。
美容師の場合、入社して、シャンプーができるようになるまで技術的なサービスをする機会がほとんどありません!
なので、まずは掃除や片付け、準備などの雑用を覚えながら、朝や夜のお客様がいない時間に先輩に教えてもらいながら練習して、テストに合格することでやっとお客様にちゃんと向き合うことができます。
教える方も無償でやるのですが、それもよりたくさんのお客様に喜んでいただくため、自分でやった方が確実に良い技術が提供できるのをあえて新人さんに教えて、上手になってもらって、任せていくのですが、
受かったからってあたかも「させてもらうのが当然」なんて態度の人もたまにはいます。
以前はそんな態度にいちいち激怒していたのですが、今は僕はそんな態度だと教えてもらえるものも教えてもらえないし、ましてお客様に喜んでいただけるレベルの技術なんて到底身につかないことを説明したり、一生懸命やっている姿をちゃんと見てもらうことで理解してもらうように努めることにしています。
それでも、鋭い人は気付くし、鈍い、またはあまり感じない人は気づけずに日々を過ごしてしまい、どこかで誰かに激怒されて気づきます。
時代が、とか、今年の新人は、とかそんな言い方をする人もいますが、毎年同じです。
「気づく人は気付くし、気づかない人は気づかない」
アンテナが敏感な人は自己成長がよくできるし、敏感なぶん疲れやすいので無理をさせすぎないようにこちらも気づいてあげなければ!と思うし、気づかない人には気づかせる言い方をしたり、よく質問をして応えてもらうようにして、回りくどいけど考えてもらったり、繰り返しの行動でできることを当たり前のレベルで増やしていくようにして、
人によって、理解が早い分野と遅い分野があって、感じ方も違うので、
戻りますが「お客様に喜んでいただくため」
この芯がぶれない、そして基準になることをしっかり教えつつ、言うからには自分が1番実践していこう!
そう思う5月の2週間でした(^_^;)
がんばるべぁ
リアルに。
ではまた〜