美容師への道〜接客・サービス業として〜3年目、スタイリストデビューへ
前回の続きです!
『3年目!アシスタントリーダー、後輩の後輩ができる』
だいたい美容師がアシスタントからスタイリスト(お客様を担当者させていただく)になるのに、3年から4年くらいかかると言われています。
会社の方針やカリキュラムによりますが、最短でも丸2年くらいはアシスタントをするところがほとんどです。
なので、3年目というと、アシスタントとしての業務はほぼ全てこなし、ついに念願のスタイリストへの道が現実味を帯びてきます。
ここで、またさらに下に後輩が入ってきて、下に2学年、上にはスタイリスト以上の先輩になります。
つまり、アシスタントの中では一番上、責任あるリーダーになることも。
昨年までとの違いは、1年間後輩がいる中で働いたことによって、少し余裕ができやすいです。
初めてづくしがひと段落し、新たなことはスタイリストのデビュー試験くらいになるので、普段の業務(美容室ではサロンワークと言います)でも、なかなかイレギュラーが減ってくるので落ち着いた対応ができる頃です。
ここで落とし穴が!
後輩が後輩を見るようになるので、自分でやるべき仕事(主に雑用)が減ったように感じます。
そうなると、仕事自体が甘くなりがち、しかもちょっとしたことを後輩に任せる場面が増えるので、細かい気遣い、気配りがおろそかになり、技術も甘々になってしまってくることも、、、
なので、1年、2年と怒られ続けて慣れてきて、やっと一通りこなせるようになってきた3年目に大クレームをもらうようなことが起こりやすいです。
美容師の仕事は手で行う仕事なので、シャンプーが雑になったり、カラーの塗り方が大雑把になったら、お客様にはすぐに伝わります。
あと気をつけなければならないのは、偉そうになってしまうことです。
後輩がまだ新人なら面倒を見るのはみんな当然と意識が向くのですが、さらにその下に後輩ができることで、偉くなったと錯覚しやすい、、
実際はお店の中に役割はあっても、上下はそんなにない。
お互いを尊重していれば、自然に新人にも慣れないうちは優しく丁寧な敬語で接することができるし、立場が違うスタイリストへは、どんなスタイリストも苦労してアシスタント時代を乗り越えてデビューできているので、学べるところが沢山ある。
なので、新人からも先輩からも信頼される、そしていい仕事ぶりを背中で見せれる人になれると未来が明るくなります。
具体的には、語るより動く!
後輩の仕事ぶりが甘かったら『さりげなく』フォローしておく。
自慢しない。練習する。
気持ち良い笑顔とハキハキした言葉で話す。
先輩も後輩も良いところを立てる。
文句を言う暇があれば未来に繋がる勉強をする。
そんなことができれば、お店にとってなくてはいなくてはならない、唯一無二の存在になれます!
そしたら、ゆくゆくはスタイリストから先の、店長や独立してオーナーになっても人に慕われる人は、サービス業である美容師として明るい未来が待っています。
うーん、自分もこんな素敵なアシスタント時代を経て来れていたのか、、、
理想には遥かに及ばす、未だ試行錯誤中(; ̄ェ ̄)
リアルに。
ではまた〜
『スタイリストになるための練習の取り組み方のコツ』に続く、、、